国鉄型の走るヤンゴン環状線【2020.2】

Goteik鉄橋の続き。ピンウーリンからから夜行バスでヤンゴンヘ。

ミャンマーの夜行バスは途中休憩で全員降ろされる方式だった。

寝かせといてくれと思ったが、今思えば盗難などのトラブルを防ぐには一番合理的なのかも知れない。

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 ミャンマーに来たもう一つの目的はヤンゴン環状線の撮影である。訪れた2020年2月には、既にダニンゴン市場駅の線路上に広がる露天市場は過去のものとなっていた。しかし、ミャンマーの空のもと、国鉄気動車が走る環状線は東南アジア初心者の私にとって十分に魅力的だった。

 

 手始めに中央駅に向かうと東北地域色のヨンマルが出迎えてくれた。フレンドリーなおっちゃんも加えてお気に入りの一枚。気仙沼行の他にも、快速・名古屋行のヨンマルや松阪-鳥羽往復のキハ11が顔をそろえていた。

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 タイミングよく順光時間帯だったので、駅先で中央駅を発着する列車を数本撮影。

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 雪深い東北で走っていたヨンマルからすれば、ミャンマーで過ごす余生は快適なものかもしれない。編成撮りに満足し、環状線を一周乗り鉄した後は、現地の知り合いと合流して市内を観光。

 

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 夕食後、ミャンマーの夜らしい風景を求めて歩いていたら歩道橋からの景色がドンピシャだった。この日は2月にも関わらず熱帯夜。しかし、元来の穏やかな国民性からか、もしくは観光客が訪れるようになって日が浅いせいからか息がしやすい。そう感じた夜だった。

 

 現在は軍政下にあるミャンマー民主化以降続いていた穏やかな日々が戻ることを願わずにはいられない。